用語説明

セキュリティ通信システム

マルチメディア・データに対応したインターネット標準のセキュリティ規格であるMOSS(インターネット標準規格)に準拠したシステム。インターネットでは他人に情報を盗み見られる「盗聴」や,送信中の情報を書き換えられてしまう「改ざん」,他人が自分のふりをして情報を発信する「なりすまし」等の危険がある。これらを防ぐために暗号化技術を用いたセキュリティ製品として開発された。

本システムは,暗号化・電子署名・鍵配送を行うPerseus(仮称)と公開鍵の証明書を発行・配布する認証局(CA)から構成されている。Perseusは,暗号化技術を使うことでお客さまアプリケーションの盗聴・改ざんを防止する。また,認証局に組み込んで公開鍵情報に署名し,それを証明書として配布することで「なりすまし」を防止している。

システムの概要は,①マルチメディア・データを暗号化技術・電子署名技術等を使用することで,盗聴・改ざんなりすましから守り,本人性認証のための証明書管理をCAにより効率的に実現,②伝送路だけでなくディスク等の記憶媒体上でも安全にデータを守ることができる,等がある。

また,暗号化および電子署名の処理をすべてソフトウェアで実現し,プラグインJavaアプレット等の汎用インタフェースで市販ソフトウェアへの組み入れが容易。