用語説明

多モード発振

一般に半導体レーザの発振モードには電界分布を表す横モードと,スペクトル(周波数)を表す縦モードがある。多モード発振とは複数のモードでレーザ発振することをいう。通信用レーザでは,通常横モードは単一に制御されているので,多モード発振レーザという場合,光導波路端面ミラーからなるファブリペロー共振器の複数個の縦モードで発振してしまうレーザをいう。一方,共振モードを制御し,1つのスペクトルを持つようにしたものを単一モード発振半導体レーザという。