用語説明

FSAN

Full Services Access Networks

NTTをはじめ世界の通信事業者と通信機器メーカが協力して,光アクセス系のシステム技術の共通化に向けて議論し,低コストな光アクセスシステムを構築するための会議。光アクセスシステムの経済化を狙いとして,NTTが光アクセスシステムの早期導入に関心のある世界の主要通信会社に呼びかけて設立されたデファクト標準組織。今後のコンピュータ通信等のサービスを経済的に提供するATM-PDSシステムの技術基盤とシステム技術を情報交換して,開発段階から仕様の共通化に結びつけることを狙いとする。NTTをはじめ世界の通信事業者と通信機器メーカが協力して,光アクセス系のシステム技術の共通化に向けて検討してきた技術成果について議論する。

1999年5月現在,NTTを含む世界の主要通信会社20社が参加している(BellCanada, BellSouth, Bezeq, BT, Chunghwa, DTAG, Eire, FT, GTE, KPN, KT, NTT, SBC, SingTel, SwissCom, Telefonica, Telia, Telstra, TI, USWest)。作成された仕様は,ITU-T等の国際機関に提案される。

任意の通信サービスを収容可能なアクセス網の仕様の作成およびプリ標準化を目的とするコンソーシアム。NTTが呼びかけて1995年春に欧州の通信事業社とともに7社で発足。2005年夏現在では欧米亜から通信事業社24社と約40社のベンダが参加している。これまで高速光アクセスシステムの仕様について検討を進め,ITU-TでのG.983シリーズ(B-PON)やG.984シリーズ(G-PON)の勧告化に貢献している。