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1月号 2021 Vol. 19 No. 1

English

Front-line Researchers

■ 概要
光通信が普及するとともに、その高速性や省電力性を実現するための、光や電気・電子の物性に関する研究の成果が実用化されてきています。光や電気・電子の物性に加えて機械の物性の相互作用により、新たな物理現象が発見・解明されてきています。この比較的新しい研究分野であるナノメカニクスにおける応用技術で、世界初の成果を立て続けに生み出しているNTT物性科学基礎研究所 山口浩司上席特別研究員に、新しい応用技術の研究と研究者としてのあり方を伺いました。

Feature Articles: Digital Transformation of Urban Areas Focusing on Mobility

■ 概要
NTTは、革新的な技術によってスマートな世界を実現するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想を掲げ、パートナーの皆様とのコラボレーションを進め、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、社会的課題の解決をめざしています。本稿では、モビリティ・街に着目し、IOWN構想をはじめとするNTTグループの技術・アセットを活用して、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り社会的課題解決をめざす「モビリティを中心とした街の最適化の取り組み」について紹介します。
■ 概要
さまざまな交通を統合する概念は、MaaS(Mobility as a Service)といわれ、フィンランドが先行事例といわれています。ヒトの移動に着目し、エンドエンドでの個別・全体最適な移動の流れをつくり出すために、さまざまな公共交通機関や周辺サービスを統合し、ワンストップで提供可能にする公共交通MaaSプラットフォームの構想と取り組みについて解説します。
■ 概要
生活交通、観光交通において深刻な課題となっている二次交通(ファーストワンマイル/ラストワンマイル)の公共交通の再生の解決のために、サステナブルな地域社会・スマートシティを実現するAI(人工知能)や異業種連携を活用したNTTドコモの取り組みを紹介します。
■ 概要
クルマをはじめとする多様なモビリティは、技術の進化とともに、人々の暮らしに豊かさをもたらしてきました。その一方、道路交通をめぐるさまざまな社会的課題の深刻化も懸念されています。本稿では、多様なセンシングデータをリアルタイムに統合し、さまざまな未来予測を可能とする「4Dデジタル基盤TM」にフォーカスし、モビリティ、特にコネクティッドカー協調領域を中心に、道路交通にかかわる社会的課題解決・新たな価値創造に向けた貢献と将来めざす姿について紹介します。
■ 概要
トヨタ自動車株式会社とNTTは、トヨタが保有する「自動車に関する技術」とNTTグループ各社が保有する「ICTに関する技術」を組み合わせて、コネクティッドカー分野での技術開発・技術検証を目的に協業を行うことに合意し、現時点の技術開発の完成度を確認するために実証実験を開始しています。本稿では、コネクティッドカー向けICT基盤の概要、技術課題やその実現に向けて取り組んでいる関連技術および実証実験について紹介します。
■ 概要
NTTデータではモビリティ分野において、さまざまなサービス開発を行っています。その中では、インフラ協調領域での社会基盤づくりに向け、政府の施策を活用した取り組みも推進しています。本稿では、交通環境情報にかかるさまざまなデータを集約し、サービス事業者とデータ提供者のマッチングを促す交通環境情報ポータルにかかる取り組みと、NTTネットワーク基盤技術研究所とNTTコミュニケーションズと連携して実施した、コネクティッドカー・データプラットフォームの取り組みを紹介します。
■ 概要
近年の街区開発においては、ICTを活用した取り組みが注目されています。その中でもデータ活用のさらなる推進、およびウィズコロナ時代の変化速度、多様化への先取りした対応がますます必要とされています。本稿では、NTTのIOWNを活用した「街づくりDTC」による新たな価値実現と技術開発の取り組みについて紹介します。

Feature Articles: Smart Infrastructure Facility Managemen

■ 概要
本稿では、NTTグループの通信設備(基盤設備)に関する維持管理業務において、ICTを活用し、スマートに実現にする「Smart Infra構想」を紹介します。また、「Smart Infra構想」をNTTグループの自社デジタルトランスフォーメーション(DX)だけではなく、社会インフラ事業者が抱える課題をも解決するために実現する「Smart Infraプラットフォーム」の基本的な構想、およびSmart Infraプラットフォームを活用したユースケースを紹介します。
■ 概要
Smart Infraプラットフォームでは、地下設備を高精度3D位置情報として管理することで、設備照会の効率化、工事立会における稼働削減等、設備管理業務の効率化を図ります。しかし地下設備の多くは設計時の図面として管理されており、位置情報が付与されていません。地下設備に対して地理空間情報を付与するためには、現実世界を高精度に表す高精度3D空間情報を整備したうえで、地下設備の埋設位置を特定し、正確な三次元の位置座標を与える必要があります。
■ 概要
NTTインフラネットは、NTTグループが保有する膨大な量の基盤設備を一元管理するため、設備の位置や属性情報を管理する多種のオープンソースソフトウェアをコントロールするミドルソフトを独自開発し、描画の設定、データ入出力、データベースおよびテーブルの結合等をユーザがノンプログラミングで自由に設定できるGISプラットフォーム(トリプルIP)を構築しました。トリプルIPをベースにした設備データベースを構築し活用することにより、社内外の設備管理業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進しています。本稿ではトリプルIP技術とその活用事例について紹介します。
■ 概要
MMS(Mobile Mapping System)は、道路を含め周辺の構造物を3次元計測し、得られた情報を基にデータベース化をするシステムです。車両に搭載される計測機材の多くは、主に車両の自己位置計測のための装置と車両周辺を3次元計測(レーザ装置が主流)する測量装置から構成されています。本稿ではMMSの課題解決に向けた取組みについて紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
ITU-T SG13は将来ネットワークの検討を担うITU-Tのグループです。スライス、機械学習を利用したネットワーク管理、量子鍵配送などさまざまなネットワーク技術の検討を行っています。ここではNGN(Next Generation Networks)以降の検討テーマの変遷、最近議論されているテーマなどを紹介します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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