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1月号 2026 Vol. 24 No. 1

Front-line Researchers

■ 概要
コミュニケーションには、障がいや加齢による衰え、不慣れな言語での会話など、物理的・能力的・心理的な状態に起因するさまざまな制約が存在します。そこで、状況に適した音声へリアルタイムに変換し、制約を解消したコミュニケーションを実現する「コミュニケーション機能拡張技術」が注目されています。音質の変換にとどまらず、訛り、ささやき声、電気音声など韻律の変換も可能とした研究、また最近では「かわいい声にしたい」「りりしい声にしたい」など人へ与える印象を大切にする社会的な要望にもこたえるべく、音声の主観的印象を自由に変換させる研究の第一人者である、NTTコミュニケーション科学基礎研究所 亀岡弘和上席特別研究員に、これまでの研究成果を振り返っていただくとともに、最新のオリジナルな研究の取り組み状況や具体的な成果、さらには研究に対する姿勢について伺いました。

Rising Researchers

■ 概要
現在、世界中で研究・開発されている量子コンピュータは、実用化するためにはまだいくつかの問題を抱えています。中でも特に大きな問題は、さまざまな要因で発生する計算エラー(誤り)が多発することです。本格実用化には、この量子自体の根本的な性質を原因とするエラーの克服が最重要課題であり、世界的に「誤り耐性を持つ大規模量子コンピュータ」の登場が期待されています。今回は実用的な「量子エラー抑制法」を世界で初めて確立し、「2021 Innovators Under 35 Japan」の1人に選ばれたトップランナー、遠藤傑特別研究員に話を伺いました。

Feature Articles: Toward Commercial Deployment of IOWN APN step3

■ 概要
NTTは2019年5月にIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想を提唱し、大容量・低遅延・低消費電力なインフラであるAPN(All-Photonics Network)の研究開発・実用化を進めています。2023年3月にはAPNサービスの提供を開始し、サービスメニュー等を拡充してきました。本稿では、次なるAPNの進化形として2028年ごろの提供をめざす「APN step3」の実現ならびに普及展開に向けた取り組みについて紹介します。
■ 概要
本稿では、APN step3の実現に向けた基盤システム技術としてPhotonic Exchange(Ph-EX)、Photonic Gateway(Ph-GW)、Subchannel Circuit eXchange(SCX)を紹介します。Ph-EXは波長帯・波長変換により異種ファイバ間接続や柔軟な波長設定を可能にし、経済性と省電力性を両立します。Ph-GWは光マルチキャスト、リアルタイム制御など柔軟な接続機能を提供します。SCXはサブチャネル単位での帯域制御や複数拠点間の同時接続を可能にし、確定性の高い通信を実現します。これらの技術概要について解説します。
■ 概要
本稿ではAPN step3においてオンデマンドの光パスの開通と管理を実現するために、NTTが研究開発に取り組むAPN(All-Photonics Network)の制御にかかわる主要技術を紹介します。具体的には、①プラグ&プレイによるAPN端末自動接続を実現する光パス開通技術、②波長変換によるリソース最適化を実現する光パス設計技術、③多様な装置・システムとコントローラの接続を実現する制御・管理技術について説明します。
■ 概要
さまざまな拠点のユーザが必要なときに必要な時間だけタイムリーに接続できるAPN(All-Photonics Network)の新たな接続形態の実現に向けて、APN step3の技術検討を進めています。並行して、APN step3における新たな接続形態に関してAPNを利用するユーザに効果・価値を訴求すべく、技術実証や商用回線を活用したユースケース実証を行ってきました。本稿では、これらの取り組みの内容について紹介します。

Regular Articles

■ 概要
拡散モデルは、学習データに不適切なデータが含まれている場合、そのような不適切なデータを生成してしまう問題があります。しかし、膨大な学習データからすべての不適切なデータを取り除くのは困難です。そこで私たちは、ユーザが提示した不適切なデータと従来のラベルなし学習データを用いて、不適切なデータの生成を防ぐPositive-Unlabeled Diffusion Modelsを提案します。もし私たちが正常データのみから構成される学習データを持っている場合、学習データに不適切なデータが含まれていないため、不適切なデータの生成を防ぐことができます。提案手法では、ラベルなし学習データと不適切なデータを用いて、正常なデータに対する目的関数を近似することができます。したがって、ラベル付き正常データがなくても、正常データに対する目的関数を最大化、不適切なデータに対して最小化するように学習することで、正常データのみの生成を可能とします。

Global Standardization Activities

■ 概要
ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector) SG13(Study Group13)は将来ネットワークのコンセプト検討を担っているグループです。2030年に向けネットワークの低遅延化、低消費電力化、モバイルネットワーク、量子情報処理などさまざまな観点で革新的なネットワーク技術を検討しています。

External Awards
外部での受賞

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