用語説明

XePhion(ゼフィオン)

データ・音声,映像等の様々な形態の情報を低コストで最も効率的に伝送するATM技術をベースとした高速・大容量のマルチメディアネットワークサービス。NTT-MEが1998年7月から提供開始した。

◆ 《XePhion高速IPエクストラネットサービス》

企業の社内網(イントラネット)や企業間網(エクストラネット)を「インターネットの使いやすさと専用線並みの安全性・品質」の下で容易に実現できるサービス。

本サービスには以下の特長がある。

① インターネット技術を利用しているため,アドレス管理だけで簡単に企業の社内網や業界網を構築できる。

② 従来のインターネットプロトコルであるIPv4のネットワークから分離され,網内機能として仮想回線管理を実施するため,ここで構築されるIP-CUG(Closed User Group)による社内網・企業間網は,ATM専用線網並みの安全性を有している。

③ どんなにネットワークが混雑していても確実にスループットが確保されるように,最低帯域保証と遅延保証を行う(GFR:Guaranteed Frame Rate)。

④ 高速なネットワークによって企業のLAN相互を接続することで,各企業があたかも巨大な超高速LANで結ばれるような環境を実現できる。

⑤ NTTグループで培った高いシステム・ネットワーク運用技術をベースに,24時間365日の保守を実現する。

⑥ フレームリレーと比較した場合,同程度の料金で約10倍の帯域を使うことができる。

⑦ 企業のイントラネットエクストラネット上での音声利用が可能。

⑧ 大容量・高性能キャッシュサーバにより,インターネットバックボーンの混雑に影響されることなく,最大15 Mbit/s(ATMでの速度,IPレベル換算約12 Mbit/s)でのWWW等への高速アクセスが可能。