用語説明

エクストラネット

1社では不十分な経営資源をネット上で委託・調達し,その一方で付加価値の高い分野に集中投資することで市場での競争力を高める新たな経営コンセプト。そのユーザが仮想企業を構成するような企業グループであり,ネットワーク上の情報がセキュリティに守られているネットワーク。イントラネットの利用者が企業内に限定されているのに対して,企業間の情報流通・取引等にまでインターネットのサービス部品の利用を拡大した情報網のこと。インターネットはオープン,イントラネットはプライベートなネットワークであるという観点からエクストラネットはセミプライベートなネットワーク。エクストラネットを構築するためには,以下の工程が必要となる(図)。

(1) 社内イントラネットの整備

TCP/IPなどインターネットプロトコルに対応したソフトウェアやハードウェア製品を使用し,社内LANを構築する。同時に社内LANWWW(World Wide Web)対応のサーバと接続することにより企業内で情報の共有化を図る。

(2) イントラネット同士の接続

インターネットを経由して機密情報をやりとりするため,情報の暗号化や通信を行う相互の正当性の確認(認証)等,エクストラネット自体を防御する万全なセキュリティが必須となる。

図_エクストラネット概念

※関連用語(キーワード)